カウンセリングの中で、特に30才前後の女性からよくお聞きするのが「自分にはリーダーシップがないから・・・」というものです。

昇進や異動などのタイミングで、もう少し自主的に働きたい、やりがいを感じたい気持ちはあるものの、リーダーシップを求められてしまうことに抵抗がありブレーキがかかっているようなケースです。

リーダーシップのある人とは、どのようなイメージでしょうか?とお尋ねすると、明確な答えを持ち、自信を持ってみんなをグイグイと引っ張っていくような男性的なイメージをお持ちの方が多いのですね。

果たして本当にそうなのでしょうか?

ビジネスのスピードが早く共創が叫ばれる世の中では、みんなが意見を言いやすい場や、自律的に行動できる雰囲気を作ったり、多様性を活かせるよう工夫したりと、気配りや調整、勇気付けなど、しなやかなリーダーシップがますます必要になってくるのではないかなと思うのです。

時に弱さを見せられる強さがあるようなイメージですね。グイグイ!俺についてこい!何やってるんだお前!。そんなリーダー、減っていると思いませんか?そういうリーダーに、ついていきたいと思いますか?

お話をお伺いしていると、「自分にはリーダーシップがないから・・・」とおっしゃる方に限って、とっても気配り屋さんだったり、先回りして柔軟に対応するのが得意だったり、周囲を客観視して無理難題を強いる上司の状況なんかも思い遣れてしまったりしているわけです。(自己犠牲にはご注意を!)

女性性(性別のお話ではありません)のあるリーダーが活躍していかれる時代。どうか、ご自分のチカラを小さく評価しないで、「私らしい令和型リーダーシップ」を発揮することに、自信を持ってチャレンジしてくださいね。