近年では自己肯定感にまつわる本もたくさん出版されており、「私は自己肯定感が低いんです」という自己評価を持ってカウンセリングにいらっしゃる方も多いです。

また、どこで仕入れてしまったのかわからないのですが、「自己肯定感を高めないと幸せになれない」と思い込んでいらっしゃる方も多いです。

恋愛では、執着の手放し方を教えてください!というご相談もあります。
これも、「執着を手放さないと幸せな恋愛がやってこない」と思っていらっしゃるんですね。

ですが、、、執着心ってなかなか手放せないですよね?無理に手放そうとするのは難しいし、手放せないという事実に苦しんでしまうことだってあります。

無理に、自分の心の状態をグン!と変えようとする必要はないと思うんですね。

それは、「あるべくしてある感情」なんだと思います。


今の状態が辛いから、すっかり元気で明るく前向きになりたい!というイメージを持たれている方も多いです。そんな極端なことではなく、今の自分と共存したままで、本当はもっとこうなりたいんだけどな、というイメージは持ちながら、一歩ずつ進んでいく。

そういう、“ちょっとゆるめる”くらいで、目標をイメージしていただけるといいのかなと思います。


自己肯定感が高くないと幸せな恋愛ができないって、執着を手放さないと真実の彼がやってこないって、自分を許せないと幸せになれないって、、、、、一体どこで仕入れた情報なのでしょうか?メソッド本でしょうか?

自己肯定感が無いままで、自分のことが嫌いだって、過去が手放せていなくたって、真実の彼とやらはやってくる時はやってきますよ!


私のNLPの師匠は、「どっちでもいい」くらいのゆるみ具合のときが一番夢や望みが叶いやすいとおっしゃっていました。

これは、一理あるとは思います。

こういうことを書くと、「ゆるめられない自分はダメだ」「100%執着してる自分はダメだ」と思う方が出てこられると思うので一応書いておきますが、多少ゆるんでいるくらいのほうが、自分の心の状態がよいから物事がいい方にいきやすいという話なんじゃないかな、と思います。


ですが、メソッドや法則に当てはまらない、100人いれば100人の心の機微があるのが人間です。


もう一度言いますが、


自己肯定感が無いままで、自分のことが嫌いだって、過去が手放せていなくたって、真実の彼とやらはやってくる時はやってきますよ!


なりたい自分になるために、夢を叶えるためにゆるめるのではなく、自分が心地よくいられるために、ちょっぴりゆるめてみませんか?


メソッド本や見聞きしたことに囚われすぎず、自分が心地よくいられるように、自分の心の状態が“いい感じ”でいられるように、「捉え方」を調整していきませんか。

あなたの心が穏やかでいられること、それが正解なんだと思います。


抽象的になってしまいましたが、少しでも伝わるものがありますと幸いです。