罪悪感というものは本当に厄介で、あらゆる人間関係の妨げになっているなと感じています。

幸せな恋愛・結婚をしてはいけない、お金を受け取って豊かになってはいけない、といった、あらゆる「私なんかが幸せになってはいけない」の根源になっているのですね。

お母さんを助けられなかった・幸せにできなかった私が、お母さんを差し置いて幸せになってはいけない。

この感覚は、意識的なものではなく、無意識で働いているのです。

私がこの無意識に出会ったのは、カウンセリングスクールでのカウンセリングでした。なので、かれこれ十数年前でしょうか。時が流れてもこの感覚が一番しぶといように思います。(また、この感覚を持っている方は意外と多い)

ただ、無意識に気づいているのと、気づいていないのではだいぶ違います。

・まず、幼い私は無力であったということ。
・お母さんはお母さんで精一杯の愛し方だったということ。
・自分には、それだけ「お母さんを愛したかった」という、大きな愛があったのだということ。

それらを受け取って、まずはあなたが一番に幸せになって、周りを照らしていくのです。あなたにはその役割があるから、そんな気持ちと向き合っているのです。

幼い自分に寄り添ってあげて、よく理解してあげたら、

・私は幸せになっていい
・私は幸せを受け取るにふさわしい

その言葉を繰り返し言ってあげてくださいね。

また、こちらが罪悪感を持っている場合、お母さんも同様に「子供を幸せにできていないかも」という罪悪感を持っている場合もあります。

あなたが幸せになることで、

お母さんのもとに生まれて、この人生でよかった

を表現することができるのです。

お母さんの罪悪感が癒えることは、あなたの罪悪感が癒えることにもつながります。

たとえ表面的な表現が攻撃であったとしても、みんながお互いに「申し訳ない」「私なんて」と言って、ドツボにはまってしまっているという罠なのです。まずはこの茶番劇から誰が一歩抜けるのか?考えてみてくださいね。

そんなにも罪悪感を抱えてしまう方は、人を助けたり貢献する才能を持っているともいえるでしょう。

「お母さんと私」の中でなかなか癒えないことは、他の繋がりの中でも癒すことができると思います。

仕事や余暇活動で誰かの役に立つこと、貢献して感謝されること、その小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信をつけていくのも手です。

すぐに解決できない問題は横に置いておいて、進められるところから進めることで、本来解決したい問題の解決スピードが早まるということもあるんですね。

・幸せになりたい!幸せになる!
・一度きりの人生を悔いなく生きる

その決意さえあれば、止まっているように思えても、その時々でできることを精一杯やっていれば、人生はちゃんと進んでいきます。

決意と小さな行動の積み重ねが大切。一人で進めない場合は、勇気をもらいにお話ししにきてくださいね。