どれだけ自分をないがしろにしてきましたか?

先日、ふと気づくことがありました。

自愛や自尊心を心がけ、私は愛される存在であるということを受け入れ、幸せなパートナーシップも実現したはずなのに・・・

「いつも自分ばかり損している(きた)」という感覚がうっすら残っているなと思ったんですね。(うっすらじゃないかも?)

それはふとした出来事がきっかけなのですが、「どうせ私の意見や思いはいつも尊重されない」という感覚と、そのことに対する恐れがまだあるんだな、と気づきました。

自己犠牲や抑圧でもなく、全てを受容してほしいという幼い欲求でもなく、バランスの取れた自分でいたいのになあ、そんなことを考えました。

今まで、どれだけ長い間、自分の本当の気持ちを抑圧したり、自分をないがしろにしたりして、虐待してきたのだろうか?

これだけ長い間自分いじめをしてきたのだから、まだまだそんな感覚が残っていても仕方がないか、と思いつつ、この感覚を癒してあげたいなと思ったんですね。

違和感を大切に、直感を研ぎ澄ます

この感覚を癒すためには、やっぱり、自分の本当の心の声をちゃんと聞いて、キャッチアップしてあげることに尽きるのかなとは思うのですが、慣れていないとなかなか難しいものがあります。

私がおすすめしたいのは、本当の気持ちや願いに意識をむけるよりも、違和感に意識をむけてみること。その方が、やりやすいのではないかな、と思います。

そもそも、長い間自分を抑圧してきたわけですから、「本当の気持ちって・・・」なんて考え始めると、「本当とは」「真実とは」みたいな禅問答になってぐるぐる思考になってしまいがち。

そもそも本当の自分なんてなくない?なんて斜めに見てしまうかもしれませんね。

はい。あなたはいろんな面があって、本当の自分なんてないのかもしれません。人は他者との関係性の中に生きていて、いろいろな役割を演じていますから。

でも、あなたが快適か不快か、満たされているか寂しいのか、安心なのか不安なのか、穏やかなのか辛いのかは分かりますね。

ですから、なんだかしっくりこない、なんだか違う気がするという「違和感」や、なんか不快だな、寂しいな、不安だな、辛いな、そんな気持ちをちゃんと感じてあげることが大切なのだと思います。

それらを「麻痺させない」ということですね。

慣れてくると、直感が研ぎ澄まされていきますから、占いや人の意見に頼らなくても、自分で答えを出せるようになっていきます。

自分を幸せにすることをサボらない

そして、なんで辛いのかな、どうしたら辛くなくなるかな、と、自分と向き合うことから決して逃げないこと。

それが、あなたがあなたを幸せにすることにつながっているから。

単純な、自分にご褒美や、自分褒めも効果はあるのですが、苦しい状況を長く生き抜いてきたあなたには気休めかもしれませんね。

だから、あなたがあなたを幸せにするための、自分と向き合う作業ーーそれは時に苦しいかもしれませんがーーそれから決して逃げずに続けてほしいと思います。

麻痺させて、抑圧してしまうほうが、楽だったりもしますからね。決して、自分を幸せにすることをサボらない!逃げない!

幸せになることに貪欲になってほしい、幸せになりたいという気持ちに素直になってほしいなと願っています。

その積み重ねが、行動や出来事レベルだけでなく、心の深いところから、「自分ばかりが損をしている感覚」を癒していくのだと思います。