両親が不仲であるとか、母と恋人との関係であるとか、嫁姑問題だとか、親御さん(特に母)が何かしら問題を抱えていることも多いでしょう。
その場合、幼い頃から「お母さんを助けてあげなきゃ」という気持ちを抱いていたでしょうか。
もしくは幼すぎるが故に「お母さんを助けてあげられない」自分を罰し続けてきたでしょうか。
「もうやめてほしい」「もっと楽になりたい」「巻き込まれたくない」そんな本音に罪悪感を感じ、感情を押し込めてきたでしょうか。
上手に距離感をとって、よりそいながらも自分の生活を守っていられたらいいのですが、「常に愚痴を聞かされる」「仲裁や関係をうまくいかせることに奔走する、あるいは利用される」など、巻き込まれてしまうことで、自分の幸せを放置してしまっているケースもあります。
お母さんを助けられなかった罪悪感から、「私は幸せになる価値がない」という思い込みを作ったり、「あたたかい家庭なんて幻想だ」「こんな状況じゃ幸せなんて程遠い」と諦めてしまっていたり。
どうか「母娘共依存」にならないでほしいのです。共倒れにならないでほしいのです。
お母さんより先に幸せになっていいし、お母さんより幸せになっていいんです。
たとえお母さんが悲しそうでも幸せになっていいんです。
なぜなら、あなたが幸せでないとお母さんを助けることさえできないからです。
あなたの人生は、あなたの人生。
お母さんは、人生でクリアしないといけない課題があるからその問題に取り組んでいます。
お母さんの課題はあなたの課題ではありません。
お母さんはきっといつかその課題を乗り越えられると信じる。
たとえ乗り越えなかったとしても、それも良し悪しを超えたところで受容する。
今の閉塞感から抜け出す道は、「あなたが先に幸せになること」に賭けてみることではないかと思うのです。
あなたは、愛と幸せのリーダーだから。
だから、そういう試練を与えられているんです。
家族の中で誰よりも先に愛の拡大ができる方。それがあなたです。
ひとりなら難しくても、誰かと一緒ならできます。
ひとりで抱え込んでしまわずに、私たちカウンセラーはもちろん、他者の力を借りてくださいね。
幸せになる。そう決めて行動すると、すべてが動き始めます。