ここ数年で、「マウンティング」という言葉をよく耳にするようになりました。
「相手より自分の方が上だと示す言動」のことを示すようです。
私はよく子育て系のWEBメディアを見ているのですが、「マウンティングするママ友」のネタがとっても多いです(笑)
例えば、旦那さんの勤務先、保育料(年収で決まる)、親のサポート、経済的な状況、住んでいる家などなど・・・がマウンティングのネタになるらしいです。
それを見てふと思ったのが、「私、マウンティングされたこと無いかも」ということ。
もしかしたら、相手が仮にマウンティングのつもりで話したとしても、気づかないかもしれないな、と思ったのです。
それはおそらく、「自分が気にしていない事」だから。
「へえー。そうなんだね!」で終わっているのかもしれないなと思ったのです。
(そもそも周りにマウンティングするような人が居ないだけかもしれませんけどね)
ですが、仕事上では、マウンティングに感じてしまったことってあるなー。と気づいたのです。
ここからが本題です。
おそらく、マウンティングというのは、受け取り手の感じ方の問題もあるのではないか?というのが今回のブログの趣旨です。
自分がコンプレックスだと思っていること、自分には無いと思っていること、不満に思っている事だからこそ、「マウンティングされた!!!」と感じるのかもしれないな。
そんなふうにも思ったんですね。
前述した子育てメディアのマウンティング例では、「完母(完全母乳)だからなかなか出掛けられなくて・・・」とマウンティングされた、というものがありました。
マウンティングされた方は、「完ミ(完全ミルク)」なんですよね。
でも、ちょっと待ってください!もしかしたら、その完母のママは、特に完ミをバカにするわけでもなく、ただ単に悩みをこぼしただけかもしれません。
完ミのママが、自分が完ミであることに引け目を感じていて(本来感じる必要はないのですが)、そう捉えた可能性もありますよね。
もちろん、あからさまに嫌な言い方、自慢話だったら別ですよ!
自分の感情を通して、自分が何に欠乏感を感じているのか、劣等感を感じているのかを知ることができます。
そして、感じる必要のないものだと気づいたら、そっと優しくその感情を認めてあげて、手放すこともできるのです。
【相手を通して自分を知る】というのは、マウンティングでも言えることなのかもしれないな、そんなふうに思ったのでした。
みなさまは、思いあたる事はありますか?
夫婦関係、パートナーシップ、友人関係、ママ友、お仕事、、、
もしネガティブな感情に出会ったら、その感情がどこから来るのか、よく見てあげてくださいね。
そして、間違った劣等感は手放しましょう!
欠乏感に気づいたら、今ある幸せに目をむけたり、自分にできることはないか考えることもできます。
ここでもやはり、大事なのは「自愛」「自尊」の感情なのでした。
もちろん、綺麗事では済まされないことも多いと思います。
そんなときはぜひ、カウンセリングも使ってくださいね。