「恋愛パターンに深層心理が表れる」
これは、私が師匠から教わったことです。実際に私がカウンセリングをはじめてからも、このことを深く実感することは多いです。
いわゆる「ダメンズウォーカー」といったことに近いのかもしれません。
何度も浮気を繰り返す、子どもがいるのにお金を入れてくれない、暴言・暴力など、明らかに、自分を大切に扱ってくれていないのに、離れることができずにいるケースは多いです。
・でも、優しいときもある
・でも、あの時、私を好きって言ってくれた
・でも、彼も傷ついている
・でも、私がいないと彼はだめだし
・でも、私の我慢が足りないのかもしれないし
・でも、このくらいのことで別れるなんて
・でも、私も完璧な人間じゃないし
・でも、他に私を愛してくれる人なんていないし
などなど・・・の言葉が脳内に浮かんで、結局ずっと一緒にいる・・・そんなお話をよくお聞きします。
もちろん「すぐに別れたほうがいいですよ!」なんてアドバイスをすることはしませんが、一緒にご自分の気持ちにフォーカスしてみたり、俯瞰的にこれまでの恋愛パターンを見ていったり、そのパターンを繰り返すことで何を得ているのか、ご両親との関係性、など、さまざまな視点で見ていくことをします。
このブログをお読みの方はもうお察しがつくと思うので、結論をお伝えしますと、前述した「でも、・・・」の言葉が脳内に浮かんでしまう理由の一つに、「自尊心の欠如」が関係していると思うのです。
自分を大切に扱わない人からは離れていい。
これが、なかなか簡単にはできないのです。幼い頃に潜在意識に刷り込んでしまった、「私は愛されない存在である」という思い込みが自己否定を招き、自分を否定したり、そんざいに扱う人ばかりを選んでしまうのですね。
それは、自分で自分を否定しているわけですから、
そのほうが居心地がよいのです。
攻撃されて辛いのに、大切にされて、優しくされることを想像すると、なんだか居心地が悪かったりするのです。
そうなると、自尊心を持ちましょう!という話といえばそうなのですが、そう簡単にはいきませんよね。
ですが、「そういうからくりなのか!」と気づくだけで、8割方OK、だと私は思っているのです。
意識的か否か、で、だいぶ違います。
ときに、過去の自分に引っ張られがちになったりもするのですが、意識的であるだけで「いや違うぞ」と思えるものです。
あとは慣れ、ということなのです!
なかなか抜け出せないのは、これまであなたが、自分を犠牲にしたり、後回しにしたり、辛い気持ちを抱きながら頑張って生き抜いてきた証ですからね。
自尊心や自己肯定感がないまま生きるということは壮絶なのです。
そう簡単には・・・という面もあるでしょう。
ですが、勇気を出して、幸せになってください!
幸せになっていい、と許可を出してください。
もし出せないとしたら、誰に遠慮をしているのでしょうか?
そして、これからは、以下のことを大切にしてみてくださいね。
●自分の気持ちをないがしろにしない(嫌だ、辛い、という気持ちを、見て見ぬ振りをしない)
●自分の気持ちに正直に行動する
●他人の言動より、自分の気持ち・選択を大切にする
●NOと言う練習をする
ご自分の価値を見ていきましょう、とお伝えすると、「そんなものは無い・・・」とおっしゃる方も多いことは分かっていますので(笑)
まずは、少しずつ自分で自分を幸せにしていく練習をしていきましょうね。
一人でやるのが難しければ、カウンセリングでもお手伝いさせてください。
あなたは幸せになっていい!幸せになる権利があります。
覚えていてくださいね。