私がカウンセリングと同様にコーチング的アプローチも大切にする理由として、「原因追求ばかりだと生きる気力がなくなってしまうよ」という点にあります。
どういうことかと申しますと・・・
カウンセリングで「自己肯定感がない」「NOが言えない」「自己犠牲に陥りがち」「ダメンズばかり好きになる」「ハードワークに陥りがち」などなど・・・・いろいろな「生きづらさ」を扱う時、生きづらさの原因追求のために、幼少期に刷り込まれた価値観や、育った環境、親の価値観などに目を向けることも多いです。
それは何のために行うのかといえば、自己理解を深めて、未完了の感情を癒すためだと言っていいかと思います。
前に進むことを阻んでいる、心の重りを取り除くということですね。
もう一つ大事なのは、その「過去の出来事からギフトを受け取る」という点です。
過去の事実は変えられないけど、捉え方は変えられるという点はこの部分ですね。
どうしようもなかった状況を受け止める。そこに愛があったことに気づく。自分の中にある愛を受け取る。単に過去の自分の感情を癒すだけでなく、そこにある自分の愛に気づくということです。
原因追求を、自罰、他責、恨みのエネルギーに使ってほしくないんですね。
もちろん、「できるかー!めっちゃ恨んどるんじゃい、どうしてくれるねんこの人生!!!」
のように、怒りを抱えていらっしゃる方も多いと思います。
ですが、怒りを抱えている状況って、自分のためにならないんです。だって、恨むのも怒るのもしんどいですから。
怒りや恨みを手放すためにできること・・・それは、許そうとしたり手放そうと努力するのではなく、自分が幸せになることです。
逆に、本当は怒っても恨んでもいいことなのに、その感情を「悪」とみなして抑圧してしまった方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、未完了の感情を感じ切って、一旦「悪」の自分になってあげてください。
(本当は「悪」ではないんですが)
それが、自分の本当の気持ちに寄り添うということです。
それができたら、あとは同じです。
自分が望む未来に向けて、少しずつ幸せになっていく。
過去を解決しないと幸せになれないなんてことはないんです。
今のあなたのままで、いますぐ幸せになっていい。
それに許可を出してください。
幸せになると、過去のことはどうでもよくなります。
その途中でも、幸せになるために集中して行動していると、過去のことはまあまあどうでもよくなります。
だからこそ、あなたは今すぐ幸せになる必要があるんですね。
過去の癒しと幸せになることは、同時進行にちょっとずつやっていくのがおすすめです。
白黒つかない世界の中で、完全に全てが解決しない世界の中で、日々の中にやるべきことを見つけ、小さな幸せを見つけながら、望む未来に向かっていく。
それでいいんですよ。
だから、癒しオタク・セラピーオタクになりすぎないでくださいね。
(まあ、そうなるのはたいてい頑張り屋さんで、自分を何とか変えようという思いからなので、ギフトだと受け取ってくださいね)
未来志向の癒しのカウンセリングでお手伝いさせてください。