与えることと、受け取ることって、とっても難しいものだなと日々感じます。

何が難しいかというと、そのバランス。

先に与えることは大事だけど、自己犠牲して与えすぎてもバランスがくずれるし、受け取ってばかりで与えないものもちろん問題ですね。

そして、特にカウンセリングを受けに来られるような方ですと・・・「与えることは得意でも、受け取ることが苦手」という方はけっこう多いのではないでしょうか。

私は、波乱万丈を売りにしてきたところがありますが(笑)、最近はおかげさまで穏やかで平和な日々を過ごしています。

最近、とある方に、「恵まれてるね」と言わました。昔だったら、「そうですかね?(なんか申し訳ない)」とか、「いやいや、そんなことないですよ」とか、そんな反応をしていたかもしれません。

でも、今は「うん、恵まれてる。ありがたい。周りに還元していこう」と素直に思えるのです。

それは、「受け取る」ということについて、意識的に練習をしてきたからなんです。これに関しては、「受け取る、受け取る、受け取る」と呪文のようにとなえて意識したくらいです。

なぜ受け取る練習をしたかというと・・・罪悪感、遠慮などで「受け取れない」のは、自分が何も与えられないという「無価値感」の裏返しだからです。

プレゼントボックスの写真

例えば、旦那さんが料理をしてくれたり、家事を率先してやってくれた時に、「私も何かしなきゃ」「申し訳ない」「私ってだめだ」などと思わず、「わーい、ありがとう!うれしい」と言えるでしょうか。

自分が「与えられる人間」だという「価値」を認められれば、素直に受け取って、また人に与えればいいんです。

ところが、「無価値感」でいっぱいだと、私は何も与えられないよ、だから申し訳ないから受け取れない・・・という状態なんですね。

そして私の師匠からは、「受け取るというのは、与えることでもある」ということを学びました。

先ほどの料理や家事をしてくれた旦那さんの例だと、あなたが喜んで受け取らないと、あなたを喜ばせるという、夫の与える機会を奪ってしまうことになるんですね。

人は、誰かの役に立った時に喜びを感じるものですよね。これを読んでくださっているあなただって、与えて、喜んで受け取ってもらえたときは、とても嬉しいことでしょう。

自分は何も与えられない・・・そんな「無価値感」を、いつ、どこで思い込みに刷り込んできましたか?

あなたは、人に与えられる人です。受け取るだけでも、与えているのですから。他にももっと、与えられるものはいっぱいあるはず。「無価値感」フィルターで、見えていないだけですからね。

しっかり受け取って、与えて、みんなが幸せ。そんな世界に、していきませんか。

いつも、応援しています。